開館30周年記念展
画家たちの二つの世界 −絵画と版画の交響−

2005年12月1日(木)〜2006年1月31日(火)
毎週水曜日休館(12/28・1/4は開館)



斎藤吾朗「おばあさんのモナ・リザ」油彩

斎藤吾朗 「おばあさんのモナ・リザ」 油彩

「バス停の人々」シルクスクリーン

「バス停の人々」 シルクスクリーン

靉嘔「21世紀への接近」シルクスクリーン

靉嘔 「21世紀への接近」 シルクスクリーン

「レインボー・ナイト」油彩

「レインボー・ナイト」 油彩



 版画は、言うまでもなく、美術の一部門である絵画の一種です。絵画に「描く」ものがあるのに対して、「刷る」ものがあって、それが版画にほかなりません。
絵画は、「描く」ものという考えがあるとすれば、それは偏見であり、もう一つのこの「刷る」ものを同様に重視する必要があります。
事実、「描く」絵画と「刷る」絵画は、ヨーロッパでも日本でも、ほぼ同時に生まれ、発展してきました。そして、両方を手掛ける画家が少なくありませんでした。
とりわけ、近代になると、版画の独自性を尊重する考えが広まって、優れた画家ほど、優れた版画を生み、高く評価されるようになりました。版画は余技ではなく、それ自体、別種のオリジナルな絵画なのです。
何よりも「刷る」ことにおいてはじめて表現される特性と美は、「描く」ことと同等であり、優れた画家ほど、これに力を入れている実例は、無数にあります。
この事実をつぶさに示す試みとして、内外の近・現代画家24人の両分野にわたる作品群を、当美術館のコレクションから選抜して、ここに並列展示いたします。
これは、今まで、ほかではほとんどおこなわれなかった初めてと言える展示です。これによって、優れた画家たちが創出する二つの世界の総体的な魅力をくみ取っていただければ幸いです。

○出品作家
ルノワール、ボナール、ノルデ、ピカソ、レジェ、シャガール、コクトー、ミロ、ダリ、ノーラン、難波田龍起、田中阿喜良、靉 嘔、渡辺豊重、岡本信治郎、島田章三、矢柳 剛、木村一生、佐野ぬい、針生鎮郎、林 敬二、谷川晃一、相笠昌義、斎藤吾朗

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