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所蔵企画展 −動物は友だち−

2008年1月10日(木)〜2008年3月18日(火)  休館日:水曜日

所蔵企画展 −動物は友だち−


いったい「動物」って何だろう、と改めて考えて、辞書を引くと、①生物を二大区分して、植物に対する動物。②人間以外の動物、とある。私たちが普段、動物というのは、あとのほうである。だから私たちは「動物的だ」とか「動物扱いして」とか言うが、これには優越感もあるように思える。

はじめ人間は動物を危険視したり狩の獲物にしたりするうちに、飼いならし利用するようになった。日本も、縄文時代に犬を飼い出していたらしい。犬は人間のいちばんの友になった。しかし、コトバならぬコトバが通じ合ってこそ友だちと思われるのに、犬に限らず「動物はともだち」といいながら、どうも人間様の勝手が見えてならない。

その点、画家の心を濾過してじかに絵に描かれた動物たちは、最初から様子が人間めいている。今度の展覧会で言うと、化石の鮫さえ、そう写る。唯一の例外に17世紀レンブラントのライオン狩の版画があるが、これとても子供ライオンで、他はすべて、ここ百年くらいの作品。街角やサーカス、夢想や物語の中の犬猫牛馬鳥、蛇や蛙などがいる、いる。ボナール、ピカソ、シャガール、ダリらに負けじと、日本画家の筆も走る。

終わりの絵は斉藤吾朗「バス停の人たち」。<美術館前>のベンチで帰りのバスを待つモナ・リザやモンローらの背後からキリンが首をのばしている。ここでは誰も動物、そして、動物は友だち。



ボナール、ルオー、ピカソ、シャガール、コクトー、ミロ、カルダー、タマヨ、ダリ、シーゴー、アペル、ノーラン、田中阿喜良、三宅輝夫、井上俊朗、吉仲大造、靉嘔、松本英一郎、矢柳剛、小作青史、谷川晃一、難波田史男、絹谷幸二

など約60点展示

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