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スペシャル
対談02

ニチレキの心臓部、
技術研究所の
仕事と魅力

部署紹介

道路メーカーとして業界内でも確固たる地位を築いているニチレキ。そのニチレキが誇る技術力・製品力を支えているのが技術研究所です。主な業務は、新製品の開発および新材料の研究。舗装材料一つをとっても、石、接着剤、添加剤などさまざまな種類の材料を組み合わせて製作しますが、それらを一つひとつ研究し、その組み合わせ方やより良いアスファルトとするための成分の配分などを日夜研究し、会社、そして社会の基盤を支えています。

プロジェクトメンバー図鑑

「土木」と「化学」に関われる研究内容に惹かれた

T.Tこの3人がこうして面と向かって話すのもなかなか珍しいね。今日は先輩後輩を抜きにして、何でも気軽に聞いてくれたらいいよ。

N.Sほんとですか!? じゃあ一番社歴が長いT.Tさんに聞きますが、どうしてニチレキに入社しようと思ったんですか?

T.T会社説明会に参加したのがきっかけかな。学生時代は化学を専攻していて、ニチレキは道路=土木の会社だと思っていたんだけど、詳しい話を聞いたら、ポリマーによるアスファルトの改質やアスファルト乳剤への界面活性剤の使用とか、化学の知識が必要とされるシーンがとても多いことに驚いたんだ。ここでなら、学んできたことが活かせるかもしれない、そう思って入社を決意したんだよ。

N.Sそうだったんですね。Y.Gさんはどうですか?

Y.G僕の場合はT.Tさんとは逆だな。大学では資源リサイクルを学んでいたんだけど、あえて学生時代にやっていない分野に挑戦してみたいと思った時に、「土木」と「化学」のニチレキに興味を持ったんだ。大学の先輩も何人かニチレキで働いていたから、環境面も安心できると思えたしね。N.Sさんはどうなの?

N.S私はどちらかと言うとT.Tさんに近いですね。大学で土木と化学について学んでいたので、その両方に携わることができるアスファルトの研究開発に魅力を感じました。あとはY.Gさんと同じ、先輩がニチレキで働いていたのも、一歩を踏み出すきっかけになりました。

成功を目指し、自分の意志で研究を進められる環境

T.TN.Sさんは2016年の入社だったよね。実際に働いてみて、仕事の面白さを感じることはできている?

N.Sはい、おかげさまで。大学の時は教授の指示のもとで研究や実験を進めていく感じで、自分に任せられているという実感が少なかったんです。でもニチレキに入ってからは、本当に自分の意志に則って研究を進めることができて、毎日がとても充実しています。

Y.Gそれはわかる。仕事だから、製品化というゴールこそあるんだけど、その道筋をどう描くかは一人ひとりの研究員の手に委ねられているって感じだよね。個人的には、大学生の時より自由に研究をさせてもらっているような気がする。もちろん、だからこそ責任も感じるし、絶対に成功させてやるっていう思いも強くなるんだけど。

T.T研究開発は必ずしも平たんな道じゃないし、泥臭い仕事や数多くの失敗を経験しないと、ゴールに辿り着けないことも少なくないからね。ただ、一つの成功による効果はとても大きくて、道路の利用者はもちろん、工事をする技術者の助けにもなる。そのダイナミックさを味わうと、多少の困難なんて気にならなくなるよ。

年齢・役職関係なく、お互いを高め合える仲間がいる

N.S若手の私から見て、うちの会社ってすごく社員同士の距離が近くて、仲が良いなと感じるんですけど、皆さん意識して距離感を縮めていたりするんですか?

T.Tどうだろう。あまり意識的にやっている人は多くないんじゃないかな。ただやっぱり、若い人が多い職場だし、現場作業をすることも多いから、自然と会話が生まれやすい環境ではあるよね。あと個人的には、自分自身が新人の時に先輩に色々教えてもらったからこそ、後輩にもしっかりと知識を伝えていこうと意識しているところはあるかも。

Y.G確かに、世話好きの人は多いかもしれませんね。課長クラスの人でも、取り留めのない冗談を言ってくれたりするから、自然と壁が無くなる感じはある。あとはやっぱり、仕事に対して真面目な人が多いからこそ、積極的に知識を共有しようとするし、それによってコミュニケーションを取りやすくなっているのかもしれない。

N.S試験機や分析装置といった研究所の設備も充実していますし、年齢の差や役職の差をこえて、お互いに高め合っていける「仲間」がいる。うちって本当に恵まれた環境なんですね。

ニチレキの価値を世界に発信するために、挑戦を続ける

Y.Gちなみに皆さんは今後の目標ってありますか?

T.Tやっぱりニチレキにしかできない製品を開発することかな。例えば「石油製品に頼らない舗装材料」だったり、「メンテナンスフリーな舗装材料」だったり、他にはない圧倒的な製品を作り上げることができたら、研究員として最高の栄誉だと思う。そしてゆくゆくは、日本だけでなく世界にも視野を広げて、ニチレキの価値を全世界に発信していきたいね。

N.S私はこれまで使ったことのない素材や技術を発見し、今までにない良質な製品の開発を目指したいですね。アスファルトはまだまだ解明されていないことが多いですから、意外なところに画期的なアイデアが潜んでいる可能性があると感じています。だからこそ、一見関係なさそうな分野にもしっかりとアンテナを張って、広い視野で研究開発に取り組んでいきたいと思います。

Y.G僕はニチレキのオールラウンダーになるのが目標かな。ニチレキの研究は大きく「アスファルト乳剤」「改質アスファルト」「床版防水」の3つに分かれるんだけど、そのすべてを経験して、どの分野でも頼られる存在になりたい。これまで床版防水と改質アスファルトは経験したから、いつかはアスファルト乳剤の研究にも挑戦したいね。

若さは最大の武器! 積極的に「自分らしさ」を発揮してほしい

T.Tそれじゃあ最後にみんなから、このページを見てくれている学生の皆さんに向けてメッセージをお願いできるかな。

N.S新人だから、経験が浅いからと言って、意見を出すのを恐れないようにしてください。アイデアを自分の頭の中にしまっておいたままでは、それが正しいかどうか、誰も判断することはできません。もしかしたら、自分でも馬鹿馬鹿しいと思っていたようなアイデアが、思わぬ活路を開いてくれるケースもあるんです。ニチレキの社員はみんな優しい人ばかりなので、積極的に発信していってほしいですね。

Y.G研究活動に「正解」はありません。だからこそ、主体性を持って色んなことに積極的に挑戦してほしいと思います。正解がなくても、常に頭を働かせて、動き続ければ、必ずゴールに近づいていけるものです。苦労の末に辿り着いたゴールからの壮大な景色を、一緒に眺めましょう!

T.T仕事を楽しむコツは、目的意識をしっかりと持つことです。何のためにこの作業が必要なのか、それをしっかり理解して取り組んでいけば、すべての仕事が自分自身を成長させる貴重な機会となり、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。失敗も成功も、すべてを糧にして成長していってくれるパワーにあふれた人と、一緒に働けるのを楽しみにしています。