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大展開、大転回、そして大天界 ― 日影 眩 展
〜30 Years of Frog's Eye - Gen Hikage〜

2011年6月30日(木)〜2011年10月11日(火)     休館日:毎週水曜日(7月・8月無休)


大展開、大転回、そして大天界 ― 日影 眩 展 〜30 Years of Frog's Eye - Gen Hikage〜
― フログス・アイの30年 ―

 ほとんど全面的な「フログズ・アイ」、上方に広がる晴天とそれを感じさせる室内、昼夜を問わず、そこに流れるcleanな空気。そのアングルがどんなに急角度だとしても不純なものは一切なく、悪意の生じる暴露性が皆無であること、これは全く異例のことと思います。

 それらの画像は、良く知られているように、写真の最高技術を利用して生み出されています。しかし、それに自分の持つ絵画技術のベストを重ね合わせて同一化することで、作品の真の完成に至るのです。
 一見写像に何かを若干加えた程度に見え、そう見過ごされる作品が実はそうではなく、何と呼ぶのが適当かは言えませんが、誤解を恐れずに言えば、真の意味での「マティエール」よって絵画になるのだと思います。「マティエール」という一言から、ゴッホやフォーヴィスムを想起する必要はありません。


美術評論家 瀬木慎一
(個展カタログ 「目影 眩宛ての手紙」より抜粋)

 


日影 眩 略歴

日影 眩(ひかげ げん)は兵庫県生まれ、画家、本名藤尾正之、神戸でグラフィックデザイナーとして出発、1960年日宣美入選、1967年法政大学文学部哲学科を卒業、その後イラストレーターになり、1980年代にアーチストに転身。ニューペインテイングの時代に、真下から女性を見あげる構図と、漫画風のスタイルと、その極端なフログズ・アイ(蛙瞰図)で話題を集めた。1994年にアメリカに移住、2000年「日影 眩の360°のニューヨーク」を出版。現在ニューヨーク・ブルックリンを拠点に制作を続けている。今展では、1982年以来、2011年までの30年に及ぶ画業の代表作と新作38点を展示する。


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