各事業の詳細とビジネスプロセス

環境配慮型製品・
工法の研究開発

研究開発の心臓部ともいえる技術研究所には、開発の質と精度をさらに高めるため、近年はニチレキ従業員数の約1割にあたる人員を配置し、研究開発費として連結営業利益の1割超を投入しています。従来の実験設備に加えて新たな性能評価試験機類を配備し、道路の長寿命化・大規模更新などの社会インフラのメンテナンス時代に対応した研究開発を推進しています。また、研修を通した社員の能力開発にも貢献する総合的な開発拠点となっています。

技術研究所
技術研究所
研究棟
研究棟

道路インフラの管理を支援するための調査・診断

ニチレキではICTやIoT、さらにはAI技術を活用した「道路点検のDX」に取り組んでいます。例えば、道路舗装の損傷を点検する「smartロメンキャッチャーLY Jr.」(路面性状測定車)、舗装内部の健全度を診断する「smartロメンキャッチャーFWD」(舗装たわみ量測定車)、橋梁内部のコンクリート床版上面の損傷範囲を点検する「smart床版キャッチャー」(橋梁床版非破壊調査車)などを保有しています。さらに、スマートフォンと車さえあれば、誰でもどこでも安価に道路を点検できる「GLOCAL-EYEZ」(スマートフォンによる道路点検システム)の提供も行っています。

GLOCAL-EYEZ(スマートフォンによる道路点検システム)
GLOCAL-EYEZ(スマートフォンによる道路点検システム)
smart床版キャッチャー(橋梁床版非破壊調査車)
smart床版キャッチャー(橋梁床版非破壊調査車)

ICTの活用およびロボット化による、
安全かつ高品質な施工・管理

ニチレキはDXの推進やロボット化を図った確実な施工・管理により、工事発注者様等からの信頼はもとより、地域住民の皆様にも安心感を持っていただけるよう努めています。例えば、破損した舗装を現位置で再利用し新たな舗装に造り替える「スタビセメントRC工法」(路上路盤再生工法)では、各種データをリアルタイムで測定するICT技術も活用しながら、生産性および施工・品質管理における精度の向上を図っています。

ICT技術を活用したスタビセメントRC工法
ICT技術を活用したスタビセメントRC工法
バインダ散布ロボットを活用したHQハイブレンAU工法
バインダ散布ロボットを活用したHQハイブレンAU工法

最適な維持管理計画と
補修工法の設計・提案

舗装のメンテナンスサイクルの構築を支援することで、道路インフラの長寿命化を進め、安全・快適な社会生活の実現に貢献します。中長期的な舗装の維持管理計画においては、様々な補修工法の組み合わせによるライフサイクルコストを算出し、予防保全の観点から最も経済的な工法パターンを選定します。また、これに基づいて単年度の補修計画を立案し、最適な補修工法の提案を行います。

補修計画図面
補修計画図面

事後保全と予防保全のサイクル(イメージ)

事後保全と予防保全のサイクルイメージ図

環境性能に優れた
高付加価値製品の製造・販売

「CO2削減」、「長寿命化」、「リサイクル」等、お客様が抱える様々な課題の解決に応える高付加価値製品を、環境に配慮した工場で製造しています。また、ICTを活用した物流管理システムの導入など、お客様の利便性を意識した販売の仕組みづくりにも取り組んでいます。

小山工場
小山工場
千葉工場
千葉工場